ゴルフを始めたばかりだと、ティーイングエリアでのマナーと言われても、どんな行動をとれば良いのか、戸惑ってしまう人もいるかもしれません。
実は、ティーイングエリアでのマナーは、安全確保とスムーズなプレー進行、そして周囲への配慮の3つがポイントです。
この記事では「フォアー!」の掛け声や、ボールの行方を追う理由、オナーの決め方などを知っておくと役立つマナーや行動を解説していきます。
ティーイングエリアのマナーを学んで、ゴルフをもっと楽しみましょう。
- ティーイングエリア(スタート前)のマナー
- ティーイングエリアのマナー!
- ティーイングエリアの行動と安全対策!
ティーイングエリア(スタート前)のマナー
ゴルフは紳士淑女のスポーツと言われるように、マナーが非常に大切です。
特に、最初の舞台となるスタートでのティーイングエリアでのマナーは、その日のラウンド全体の雰囲気を左右すると言っても過言ではないでしょう。
そこで、スタート前のマナーについて、時系列に沿って簡潔に説明します。
- 時間厳守は基本中の基本!
- ティーイングエリアでは静かに落ち着いて
- 喫煙マナーを守ろう!
- 携帯電話はマナーモードか電源を切る!
- 素振りは必要最小限に安全に注意する!
- ティーショットの順番
①時間厳守は基本中の基本!
まず、スタート時間には余裕を持って到着し、遅くとも10分前には乗用カート周辺やティーイングエリアに集まりましょう。
遅刻は、同伴者を待たせることになり、迷惑をかけてしまいます。
時間に余裕を持って到着することで、心にゆとりが生まれ、落ち着いた状態でプレーに臨むことができます。
ゴルフ場によりますが、前組がスタート時間より、早くスタートしている場合があります。
前組と離されないように、ラウンドすることも重要になります。
②ティーイングエリアでは静かに落ち着いて行動する!
ティーイングエリアでは、静かに落ち着いて行動することが大切です。
大きな声で話したり、騒いだりするのは控えましょう。
ほかのプレーヤーが集中してティーショットを打てるように、配慮することが重要です。
また、前組がプレーしている場合、ティーイングエリアの後方線上で待っているのはマナー違反になります。
前組がティーショットを打ち終わり、乗用カートが進んでからティーイングエリアに入りましょう。
③喫煙マナーを守ろう!
喫煙は、指定されたエリア以外では控えましょう。
特に、ティーイングエリアでの喫煙は厳禁です。
タバコの煙は、ほかのプレーヤーの迷惑になるだけでなく、火災の危険性もあります。
④携帯電話はマナーモードか電源を切る!
ティーイングエリアでは、携帯電話の電源を切るか、マナーモードに設定しましょう。
着信音やバイブレーションは、ほかのプレーヤーの集中を妨げる可能性があります。
携帯電話は、乗用カートでの移動中や待機中に確認するのが望ましいと思います。
緊急時を除いて、通話も控えましょう。
⑤素振りは必要最小限に安全に注意する!
素振りは、必要最小限にとどめましょう。
周りの人に危険が及ばないように、十分なスペースを確保し、芝を傷つけないように注意することも大切です。
芝生を削ってしまった場合、目土しておきましょう。
ゴルフ場によっては、素振り専用のスペースがあるので、そのスペースを使うとより安全かもしれません。
⑥ティーショットの順番
ティーショットの順番は、おみくじで決めるか、ハンディキャップの低い人から打つのが一般的です。
自分の順番が来るまでは、ティーイングエリアに入らず、静かに待ちましょう。
ちなみに、ティーショットの順番を決めるおみくじのようなものを正式名称で「スタート抽選器」と言います。
これらのマナーを守ることで、同伴者だけでなく、ほかのプレーヤーにも良い印象を与え、快適で気持ちの良いラウンドを楽しむことができるでしょう。
ティーイングエリアのマナー!
ゴルフは技術がもちろんですが、マナーが特に大事になります。
特に、ティーショットを打つ場所、ティーイングエリアでのマナーは、一緒にラウンドする同伴者への思いやりを示す大切なポイントです。
まず、ほかのプレーヤーがティーショットを打つ時は、静かに見守り、集中できる雰囲気を作ってあげましょう。
おしゃべりしたり、動いたりするのはNG。
また、静寂の中でのヒソヒソ話しも、気になるので注意しましょう。
次に、ティーショットの順番についてですが、一番良いスコアの人が「オナー」って呼ばれ、最初に打つ権利をもらえます。
最初のスタートのティーショットは、前述で紹介したスタート抽選器での打順でオナーを決めます。
順番を間違えちゃうと、ちょっと失礼になるので、気をつけましょう。
- 静かに待つ
- 動かない
- 話さない
- 順番を守る
ティーイングエリアでのマナーは、難しそうに聞こえるかもしれないですが、簡単に言うと「周りの人に気を配ること」と思います。
ちょっとした心遣いで、同伴者が気持ち快適にプレーできるようになります。
ティーイングエリアの行動と安全対策!
ゴルフは自然の中で楽しむスポーツですが、安全にプレーすることも大切です。
特に、ティーイングエリアでは、ちょっとした不注意が大きな事故につながることもあるので注意が必要です。
まず、プレーヤーがティーショットを打つ時は、同伴者全員でボールの行方を追います。
ボールがどこへ飛んでいくかを確認することで、周囲の人に危険を知らせることができます。
もし、ボールが隣のコースに飛んだ時は「フォアー!」と大きな声で叫びましょう。
これは、隣のコースにいる人に危険を知らせる合図になります。
「フォアー!」のあの掛け声は、実は「 fore」という英語がもとになっています。
15世紀頃のゴルフ発祥の地スコットランドで、軍隊が戦ってた頃の話です。
「敵が前にいるぞ!」と知らせる時に 「before」 と叫んでいましたが、やがて短くなり「fore」になります。
ゴルフでも、ボールが人に当たりそうな時は「前にいるぞ!」の意味で 「fore」を 「フォアー!」 と叫ぶようになり、今では世界共通の掛け声になっています。
- ボールの行方を追う
- 隣のコースに飛んだら「ファー!」と叫ぶ
- 前組に打ち込まない
同伴者全員でボールの行方を追うのは、プレーの進行をスムーズにするためだけではありません。
- 安全確保::
ボールがどこへ飛んでいくか把握することで、もし人に当たりそうになったら「フォアー!」と叫んで危険を知らせることができます。 - 紛失防止::
広いコースですと、単純にボールを見失いやすいです。
みんなで探せば、すぐに見つかり時間短縮になります。 - マナー:
打った人が「あっちかな?」と探している時に、同伴者が一緒に見てあげることで「大丈夫ですよ!」と安心感を与えることができます。
同伴者への配慮ですね。
総合的にボールの行方を追うのは、安全、時間、そしてマナーの全てが関係しています。
前組との距離を十分に取ることも忘れてはいけません。
もし、前組にボールが当たってしまったら、大怪我をさせてしまう可能性があります。
安全にプレーするためには、周囲の状況をよく見て、危険を予測することが大切です。
まとめ
ティーイングエリアでの大筋のマナーをマスターできましたでしょうか?
ポイントは安全第一と周囲への思いやり、ボールの行方を追う、前組と適切な距離を保つなどです。
これらはスムーズなプレーと安全確保につながる大切な行動になります。
同伴者は 「フォアー!」の掛け声も忘れずに注意喚起しましょう。
ルールとマナーを守って、気持ちの良い快適なゴルフを楽しみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。