【ゴルフ初心者】初めてのゴルフは何から始めればいい?

ゴルフ初心者で始め方の紹介画像

「ゴルフを始めてみたいけど、何から始めてればいいのか分からない」という悩みを抱える人は多いでしょう。

ゴルフはハードルが高いスポーツに思えますが、適切なステップを踏めば誰でも楽しく始められます。

この記事では、ゴルフ初心者が、最初に取り組むべきポイントから、上達のコツ、実際のコースデビューまでの道のりを詳しく解説します。

今日からゴルフを始める第一歩を踏み出しましょう。

この記事には、以下の内容が書かれています
  • 初めてのゴルフは何から始めればいい?
  • ゴルフ初心者がゴルフを始める前の心構え
  • ゴルフ初心者におすすめの練習方法
  • ゴルフ初心者がコースデビューに向けた準備
目次

初めてのゴルフは何から始めればいい?

ゴルフを始めるにあたって、いきなり高価なクラブを購入したり、コースに出たりするのは問題があります。

最初はゴルフ練習場などの「体験」からスタートし、自分のペースでステップアップする方法をおすすめします。

初期投資を最小限に抑えながら、ゴルフの基本を学べる環境を見つけることが上達への近道です。

ゴルフは一生楽しめるスポーツですが、最初の一歩を誤ると挫折する可能性も高くなります。

ここでは、ゴルフ初心者が最初に取り組むべき2つのステップを紹介します。

ゴルフ体験からスタートする

いきなり本格的なレッスンや高額なクラブセットを購入する前に、まずはゴルフを「体験」することから始めましょう。

各地域の打ちっぱなし施設では、500円程度からクラブレンタルができ、気軽にゴルフ練習の感覚を味わえます。

「ゴルフパートナー」や「ゴルフダイジェスト・ゴルフスクール」では、90分程度の初心者向け体験レッスンを3,000円前後で提供しています。

上記のような体験を通じて「ボールを打つ爽快感」や「上達する喜び」を実感することが、ゴルフを継続するモチベーションにつながります。

体験レッスンでは、スイングの基本から学べ、自己流で始めるよりも効率的です。

まずは気軽な体験から始め、自分にとってゴルフが楽しいかどうかを確かめてみてください。

適切なゴルフレッスン環境を探す

ゴルフを本格的に始めると決めたら、次は自分に合ったレッスン環境を探しましょう。

レッスン環境は大きく分けて「個人レッスン」と「グループレッスン」があります。

個人レッスン(30分4,000円〜8,000円程度)は細かな指導が受けられる一方、グループレッスン(60分2,000円〜4,000円程度)はリーズナブルで、ほかのゴルファーとの交流も楽しるでしょう。

提示した金額は、地域などによりバラツキがあります。

自分のゴルフに使用できる月予算内で検討することが大切です。

レッスンプロの教え方との相性も見逃せないポイントです。

技術的な説明が得意なレッスンプロもいれば、感覚的な言葉で教えるプロもいます。

多くのゴルフレッスンでは、体験レッスンを実施しているので、複数のレッスンを試してみましょう。

自宅から通いやすいゴルフ練習場を検索し、WEB上でレッスンプロのプロフィールやレッスン形態、料金などを比較検討しておきましょう。

無理のない範囲で、自分のペースに合ったレッスンを選んでください。

ゴルフ初心者がゴルフを始める前の心構え

ゴルフを始めるにあたって、技術だけでなく心構えも大切です。

初めてクラブを握る人の多くは、優雅にプレーする姿を想像しますが、実際にはさまざまな壁にぶつかります。

上達には時間がかかるスポーツであることを理解し、目標を持ってゴルフに取り組むことが長く楽しむコツです。

ゴルフには相応の費用がかかるため、計画的な予算配分も必要になります。

ここでは、ゴルフ初心者が知っておくべき心構えや注意点を解説し、挫折せずにゴルフを楽しむ方法を紹介します。

ゴルフ初心者が直面する一般的な課題

ゴルフを始めて間もない時期には、誰もがさまざまな壁にぶつかります。

最も大きな課題はスイングの難しさです。

一見シンプルに見えるスイング動作ですが、体のさまざまな部位を正しく動かす必要があり、思うようにボールが飛ばない挫折感を味わう時期が訪れます。

特に、ボールがまっすぐ飛ばず「スライス」や「フック」と呼ばれる曲がり方をするとき、多くの初心者は落胆するでしょう。

周囲のゴルファーと自分を比較して、焦りを感じることもあります。

練習場で隣の打席から、気持ちよく飛んでいくボールを見ると「なぜ自分はできないのか」と落ち込んでしまいます。

一度のレッスンや練習で劇的に上達することはありません。

月単位、年単位で少しずつ成長していくものだと割り切りましょう。

誰もが通る道だと理解して、焦らず自分のペースで楽しむことが長く続ける秘訣です。

ゴルフ初心者にかかる費用の目安

ゴルフを始めるにあたって、どれくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。

以下の図解は、ゴルフの月間費用の目安になります。

ゴルフ初心者の月間費用目安 予算別 月間費用プラン 月3万円コース ・グループレッスン:月2回(6千〜1万円) ・練習場:週1回(4千〜8千円/月) ・平日ラウンド:月1回(7千〜1.5万円) 月5万円コース ・個人レッスン:月2回(1.2万〜2万円) ・練習場:週2回(8千〜1.6万円/月) ・週末ラウンド:月1回(1万〜2.5万円) 各項目の基本費用 レッスン費用(1回) 個人:6千〜1万円 グループ:3千〜5千円 練習場費用 1回:1千〜2千円 (100球程度) ラウンド費用 平日:7千〜1.5万円 週末:1万〜2.5万円 ※無理のない予算設定で長く続けられる環境づくりが大切です

レッスン費用は、個人レッスンで1回6,000円〜10,000円、グループレッスンなら1回3,000円〜5,000円が一般的です。

週1回のペースで通うと月額12,000円〜40,000円程度が見やすになります。

練習場での打ち放題プランを利用すれば、1回1,000円〜2,000円で100球程度打てるでしょう。

週2回の練習を続けると月8,000円〜16,000円の費用がかかります。

ゴルフ場でのラウンド費用は、平日なら7,000円〜15,000円、週末なら10,000円〜25,000円が相場になります。

月に1回ラウンドするとして、予算別の月間費用は以下のようになります。

「月3万円コース」では、グループレッスン月2回、練習場週1回、平日ラウンド月1回。

「月5万円コース」では、個人レッスン月2回、練習場週2回、週末ラウンド月1回といった組み合わせが可能です。

無理のない予算設定で長く続けられる環境づくりが何よりも大切です。

ゴルフ初心者が陥りやすい失敗とその対策

以下の図解は、ゴルフの初期費用の目安になります。

ゴルフ初心者の初期費用一覧  (あくまでも目安) クラブセット費用 新品セット 5〜15万円 中古セット 3〜8万円 レッスン費用(1回あたり) 個人レッスン 6千〜1万円 グループレッスン 3千〜5千円 練習場費用 打ち放題プラン(100球程度) 1千〜2千円/回 レンタルクラブ費用 500〜1,500円/回 ※最初はレンタルクラブから始めて、徐々に自分のクラブを揃えていくのがおすすめです

初心者がよく陥る失敗のひとつは、技術が伴わないうちに高額なクラブを購入してしまうことです。

「良いクラブなら上手くなれる」という考えは危険です。

プロ向けの高性能クラブは、実はスイングが安定しない初心者ゴルファーには使いこなせません。

まずは打ちやすい自分に合ったクラブを使い、上達に合わせて買い換えしていくのが理想的です。

十分な練習をせずにコースデビューしてしまうケースも少なくありません。

打ちっぱなし練習場で最低でも5〜10回は練習し、ある程度、前にボールが飛ぶようになってからコースに出ましょう。

特に、アプローチやパターなどの短い距離のショットはスコアに直結するため、事前練習が欠かせないポイントです。

ゴルフを始めて自己流のスイングが身についてしまうと、後から修正するのに苦労します。

実際に「100切り」を急ぐあまり、基礎が疎かになってスコアが伸び悩む例も見受けられます。

失敗を恐れずに、レッスンプロの適切なアドバイスを受けながら、正しい手順で取り組むことがゴルフ上達への近道になります。

初期投資と継続的にかかる費用を分けて考えることで、より明確な計画を立てることができます」。

まず初期投資の大きな部分を占めるのがクラブセットです。

新品のビギナー向けセットで5万円〜15万円、中古セットなら3万円〜8万円程度が相場です。

最初はレンタルクラブ(1回500円〜1,500円)から始めるのも良いでしょう。

ゴルフ初心者におすすめの練習方法

ゴルフ初心者は、効率的な練習方法を知ることが上達への近道です。

初心者の多くは「どこから始めればいいのか」「どれくらいで上達するのか」という疑問を抱えています。

練習場でただボールを打つだけでは、なかなか上達しないのが現実です。

ここでは、初心者がスコアアップを目指すための具体的な練習方法を解説します。

適切な練習法を身につければ、限られた時間でも着実にスキルを伸ばすことができるでしょう。

ゴルフ初心者の平均的な上達期間

「ゴルフを始めてどれくらいでスコア100を切れるようになるのか」という質問は、初心者から最も多く寄せられます。

一般的に、週1回のペースでレッスンと練習を継続した場合、コースデビューから100切りまでは約1年〜1年半程度かかるとされています。

練習頻度が週3回以上になると、6ヶ月〜1年程度に短縮される傾向にあります。

ただし、これはあくまで平均的な目安であり、ゴルフは個人差の大きいスポーツであることを理解しておきましょう。

特に練習頻度と上達速度には明確な相関関係があります。

週1回程度の練習では最初の3ヶ月で120前後、6ヶ月で110前後、1年で100前後になるのが典型的な進捗です。

一方、週3回以上練習する場合は、それぞれ110前後、105前後、95前後まで上達するケースが多く見られます。

若年層でほかのスポーツ経験者は、比較的早く上達する傾向にありますが、50代以降からの開始でも適切な練習を続ければ着実に成長できます。

上達を実感するためには、スコアだけでなく「まっすぐ打てる確率」「グリーンに乗せられる確率」などの具体的な指標を設定し、定期的に記録することがおすすめです。

何よりも大切なのは、短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な視点で取り組む姿勢でしょう。

個人差はあるものの、正しい方法で継続すれば、必ず上達できるのがゴルフの魅力です。

ゴルフ初心者が最初に練習すべきスイングのポイント

ゴルフスイングを習得するうえで、最初に身につけるべきは基本です。

特に重要なのが「グリップ」「アドレス」「スタンス」の3要素で、これらはスイングの基礎となります。

グリップはクラブとの唯一の接点あり、インターロッキングやオーバーラッピングなど、さまざまな持ち方があります。

アドレス(構え方)では、肩幅よりやや広めに足を開き、背筋を伸ばして軽く膝を曲げた姿勢をとります。

初心者は、まず大きなスイングよりも体の回転を意識したハーフスイングから始め、徐々に振り幅を広げていくのが効果的です。

スイングの基礎をしっかり固めることで、その後の上達スピードが大きく向上します。

焦らずしっかりとマスターしていきましょう。

自宅でできるゴルフ初心者向け練習方法

練習場に頻繁に通えない方でも、自宅での効果的な練習によって着実に上達できます。

まず取り組みたいのが素振りです。

室内でのフェイスタオル(約30×100センチ)を使った簡単なスイング練習がおすすめです。

  1. フェイスタオルを用意する
  2. タオルの片方の端を丸く結ぶ
  3. 丸めた方をクラブヘッドに見立てる
  4. タオルをゴルフクラブのように持ち、スイングの練習をする

    ※この方法なら、リビングなどの室内でも安全に練習できます。

タオルを使ったスイング練習のメリットは、ボールやクラブが不要で、シャフトのしなりや体の回転を意識できる点です。

費用がかからず、自宅で手軽に取り組めるため、継続しやすいのも魅力です。

自宅練習用のトレーニンググッズも多く販売されています。

特にパッティングは自宅で練習しやすく、専用マットを用意して活用すればスコアにも直結するでしょう。

自宅での練習で重要なのは「短時間でも毎日継続すること」です。

1回30分の練習を週3回行うよりも、1回10分の練習を毎日行うほうが効果的とされています。

朝の歯磨き後や、テレビを見ながらなど、日常の中に練習を取り入れましょう。

自宅での地道な練習の積み重ねが、次のラウンドでの成果につながります。

一見地味に感じる練習ですが、上級者ほど毎日の練習を大切にしているのがゴルフの奥深さです。

ゴルフ初心者がコースデビューに向けた準備

ゴルフ練習場で基本的なスイングを身につけたら、次はいよいよコースデビューです。

しかし、実際のコースに出る前には、練習場では学べないルールやマナーを理解しておく必要があります。

初めてのラウンドで「知らなかった」では済まされないことも多く、事前の準備がとても重要です。

どのようなグッズを揃えるべきかも、初心者にとっては悩みどころでしょう。

ここでは、コースデビューに向けて知っておくべきゴルフマナーとルール、そして初心者が無理なく揃えたいゴルフ用品について解説します。

適切な準備を行い、初ラウンドを楽しく思い出深いものにしましょう。

最低限知っておきたいゴルフマナーとルール

ゴルフはほかのスポーツと比べてマナーやルールが多く、初心者にとっては覚えることが多く感じられるかもしれません。

しかし、コースデビュー時にすべてを完璧に理解する必要はありません。

最も重要なのは「スロープレーを避けること」です。

プレーのテンポが遅いと後続組に迷惑をかけてしまいます。

初心者ゴルファーの場合、打数が多くなりがちですが、あまりに時間がかかるときは潔く「ピックアップ」(ボールを拾い上げて次に進むこと)をしましょう。

同伴者への配慮も重要です。

誰かがショットを打っている時は静かにし、視界に入らないよう気をつけます。

グリーン上ではラインを踏まない、バンカーに入った足跡はならす、ディボット(芝生がはがれた部分)は直すなど、コース管理のマナーも守ることが求められます。

服装については、襟付きシャツとチノパンが基本です。

最近ではジーンズやTシャツを許容するゴルフ場も増えていますが、初めて訪れる際はドレスコードを事前に確認しましょう。

ルールについては、OB(アウトオブバウンズ)やハザードからの救済方法、マーカーの使い方など、基本的なルールだけ押さえておけば十分です。

わからないことがあれば、素直に同伴者に質問しましょう。

「初めてなので教えてください」と伝えれば、多くの経験者は快く教えてくれるはずです。

基本的なマナーを守り、明るく謙虚な姿勢でラウンドに臨めば、初心者でも歓迎されます。

完璧を目指すのではなく、一つずつ丁寧に覚えていく姿勢が大切です。

以下の記事は、コースエリアごとのゴルフルールとマナーを解説してあります。

ゴルフ用品を徐々に揃える

初心者がゴルフを始める際には、高額なフルセットをいきなり揃える必要はありません。

ルール上の最大本数である14本すべてを購入するのではなく、必要最低限のクラブから始めて、スキルや必要性に応じて徐々に増やしていく方が合理的です。

初心者に必要なクラブは、ドライバー、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアン、ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、パターの8本が基本です。

これにフェアウェイウッドとユーティリティを加えた10本あれば、コースデビューには十分対応できます。

クラブ選びでは、自分の身長や体格、スイングスピードに合ったモデルを選ぶことが大切です。

初心者向けの「やさしいクラブ」は、芯を外しても飛距離や方向性のブレが少ない設計となっており、ミスがカバーしやすいのが特徴です。

中古ショップでは、5万円程度で初心者用クラブセットが手に入ることもあります。

最初からオーダーメイドのクラブを購入する必要はありませんので、まずは市販のスタンダードモデルからスタートしましょう。

そのほかに必要なグッズとしては、ゴルフシューズ、グローブ、ゴルフボール(ロストボールの安価なものでOK)、ティー、ボールマーカーがあります。

バッグは軽量で持ち運びやすいものを選ぶと便利です。

すべてを新品で揃えると、10万円以上かかることもあります。

中古品を活用したり、知人から借りることで初期費用を抑えることができます。

自分の予算と相談しながら、必要に応じて少しずつ揃えていくのが現実的です。

ゴルフは長く続けるスポーツです。

焦らず、自分のペースで環境を整えていきましょう。

まとめ

ゴルフ初心者が一歩を踏み出すには、体験レッスンから始め自分に合った環境で学びましょう。

ゴルフは楽しみながら、継続的な練習を重ねることが大切です。

ゴルフは初期投資がかかるため、最初から高額なゴルフ用品を購入せず、必要に応じて徐々に道具を揃えます。

ゴルフは生涯楽しめるスポーツです。

焦らず自分のペースで、長く続けられる環境づくりを心がけましょう。

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