ゴルフ場のグリーン上では、ちょっとした行動が同伴者に迷惑をかけてしまうことがあります。
せっかく気持ちよくプレーを楽しみたいのに、マナー違反で嫌な顔をされたり、注意されたりするのは避けたいですよね?
例えば、パッティングのラインを毎回踏んでいたり、同伴者に配慮しない振る舞いをしたりすると、煙たがられる可能性があるかもしれません。
この記事では、グリーン上でやってはいけないマナー違反と、気持ちよくプレーするためのマナーをわかりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、グリーンマナーを身につけてください。
- グリーン上での基本的なマナー
- グリーンを傷つけないために注意すること
- スムーズなプレー進行
- カップの旗(ピン)の扱い方
グリーン上での基本的なマナー
ゴルフのグリーン上では、同伴者に配慮するマナーが特に重要になります。
静かに見守り、集中できる環境を作るのはもちろん、パッティングラインを踏まない、カップの縁を傷つけないなど、細やかな配慮が求められます。
美しいグリーンを共有し、互いに気持ちよくプレーするため、これらのマナーをぜひ守りましょう。
同伴者のプレーを邪魔しない
当たり前ですが、ゴルフはマナーがとても大切です。
特にグリーン上では、同伴者のプレーを邪魔しないようにすることが重要。
グリーンは、ゴルフの中で最もスコアに直結するエリアになります。
だからこそ、誰もが慎重になり、集中力を高めようとしています。
パッティング最中に、そばで動かれたり、おしゃべりをされたり、影がラインにかかったりしたら、集中が途切れてしまうのも当然ですよね。
せっかくのショットが台無しになってしまうかもしれません。
そのため、グリーン上では次のことに気をつけましょう。
- 静かにする
- 動かない
- 影をラインにかけない
- 視野に入らない位置に立つ
ちょっとした配慮で、みんなが気持ちよくプレーできます。
ゴルフで嫌われるゴルファーは、スロープレーとマナーが悪い方ではないでしょうか。
パッティングラインを踏まない
グリーン上のマナーとして、同伴者のパッティングラインを踏まないようにすることが重要です。
パッティングラインとは、ボールからカップまでの道のりのことですが、パッティングラインを踏んでしまうと、芝生が繊細なため、芝がへこんでしまいボールの転がり方(方向性)が変わってしまうことがあります。
そのため同伴者は、ラインの影響を受けて、パッティングの結果に左右されるかもしれません。
せっかく狙ったところに打ったのに、途中でボールの方向が変化したらカップに入れるのが難しくなります。
- 同伴者のボールの位置を確認する
- ラインを避けて歩く
- ラインを横切る(またぐ)のもマナーとして思わしくない
ちょっとした配慮で、みんなが気持ちよくプレーできます。
カップの縁に配慮する
グリーン上のマナーとして、カップの縁を踏まないようにすることが重要です。
カップの縁は、とってもデリケートで、ちょっと踏んだだけでも傷ついしまいます。
もし傷がついてしまうと、次の人のボールがうまく転がらなくなる可能性も考えられます。
例えば、カップの縁がボコボコになっていたら、ボールが変な方向に跳ね返る可能性がありかもしれません。
- カップの縁を踏まない
- ボールを取り出すときは、カップに触れないようにする
- カップからボールを拾う際は、慎重に取り出す
グリーンを大切に扱うことで、みんなが気持ちよくプレーできます。
くれぐれもグリーン上のマナーを守って楽しいゴルフをしましょう。
グリーンを傷つけないために注意すること
キレイな状態のグリーンを維持するには、ゴルファー一人ひとりの配慮が大切です。
グリーン上に付いたボールマークはグリーンフォークで丁寧に修復し、芝生を傷めないように静かに歩きましょう。
またクラブやスタンドバッグを置く場所(グリーン外に置く)にも気を配り、グリーンの環境保全につとめましょう。
グリーン上を大切に扱うことで、後続組も気持ちよくプレーできます。
ピッチマークを修復する
ゴルフ場のグリーンはデリケートだから、傷つけないように気をつけないといけません。
ボールがグリーンに落下すると、芝に小さなクレーターみたいなものができます。
これを「ピッチマーク」と言いますが、放っておくとグリーンがボコボコになってしまいます。
もし、パットする時にボールがボコボコの上を通ったら、うまく転がらないですよね?
そのため、ピッチマークを見つけたら、グリーンフォークという道具で直しましょう。
- 自分の作ったピッチマークは必ず直す
- 時間に余裕があれば、ほかの人のピッチマークも直す
グリーン上は静かに歩く
ゴルフ場のグリーン上は、とってもデリケートのため、傷つけないように静かに歩くことです。
グリーンは、すごく繊細で、少しでも乱暴に扱うとすぐに傷ついてしまいます。
例えば、グリーン上で走ったり、飛び跳ねたり、スパイクを引きずったりすると、芝生が傷んで、ボールの転がりが変化する可能性があります。
また、クラブやバッグをグリーンの上に置くと、その重みで芝生がへこんでしまうこともあります。
- 走らない
- 飛び跳ねない
- スパイクを引きずらない
- クラブやバッグを置かない
- 旗(ピン)を置く場合は、グリーン外に置く
スムーズなプレー進行
グリーン上では、スロープレーに気をつけ、スムーズなプレー進行を心がけましょう。
パッティングのライン読みや準備に時間をかけすぎず、素早く行動することが大切です。
また、準備ができた人から打つ「レディーゴルフ」を活用することで、さらにプレーのペースを上げることができます。
同伴者の状況に気を配り、協力してプレーを楽しむことが、グリーン上でのマナーです。
スロープレーを避ける
ゴルフは時間との戦いでもあります。
だらだらプレーしてると、後続組を待たせて迷惑をかけることになるため、スロープレーは絶対に避けなければなりません。
例えば、自分の打順なのに、モジモジして打つのが遅かったり、何度もラインを読み直したりしてると、同伴者はイライラします。
グリーン上では、見た目以上にやる事が多く、同伴者のプレーに着いていかなければなりません。
- 素早くラインを読む
- パターを準備しておく
- 打つ順番が来たらすぐに打てるように準備しておく
ゴルフは、みんなが気持ちよくプレーできることが重要です。
マナーを守って、スムーズなプレーを心がけましょう。
準備ができた人から打つレディーゴルフ!
ゴルフ場のグリーンでスムーズにプレーを進めるために、打つ順番にも気を配る必要があります。
昔は、ボールが遠い人から順番に打つというルールで決まっていました。
しかし現在は準備ができたら、順番に関係なく打ってもOKになりました。
レディーゴルフは俗称で、正式には「Ready Play」と言います。
また、プレーのペースを速めて、スムーズな進行を促すことが目的です。
例えば、グリーン周りで、誰かがバンカーから打つ準備をしていて、ほかの人がアプローチの準備ができている場合、アプローチの人から先に打っても良いということになります。
これは、すごい合理的で、待つ時間が減るし、プレーがスムーズに進みます。
- 自分の準備ができたら、同伴者に「打っていいか?」と確認する
- 同伴者が準備OKだったら、順番を先に譲ってあげましょう
打順を柔軟に対応することで、みんなが気持ちよくプレーできます。
カップの旗(ピン)の扱い方
2019年の大幅なルール変更になる以前は、グリーン上でパットする際は、必ずピンを抜かなければいけないルールでした。
ピンを抜くのは、カップに一番近い同伴者の役目でしたが、ボールがカップインする直前にピンを抜く「アテンド」というものが存在しました。
しかし、2019年からルールが変わり、ピンを差したままパットしてもOKになります。
これは、プレーファーストの考えに基づき、プレー時間を短縮するためです。
- ピンを抜くときは、カップに一番近い人が抜く
- ピンはグリーンの外に静かに置く
- ピンを差したままパットしてもOK
ピンを差したままにするのかは、プレーヤー同士で相談して決めればOKです。
ルールを正しく理解して、同伴者同士で快適にゴルフをしましょう。
まとめ
ゴルフを楽しむ上で、グリーン上でのマナーは非常に重要です。
同伴者や後続組への配慮を欠いた行動は、スムーズなプレー進行を妨げ、不快な思いをさせてしまう可能性があります。
グリーン上では、ボールマークを直す、同伴者のラインを踏まない、静かにするなど、基本的なマナーを守ることです。
Ready Playを活用し、準備ができた人から順番に打つことで、プレー時間の短縮につながります。
グリーン上のマナーを心掛けることで、自分だけでなく、同伴者も気持ちよくプレーを楽しむことができるでしょう。